ヨガ力×自分力〜健康UPブログ

私が日々、実践しているヨガのご紹介です。気持ちよく動けるからだと、気持ちよく過ごすための心を。疲れにくいからだと心を育てます。

更年期を快適過ごし、 老年期に備えるためプラス「ヨガ」

 

女性のからだは一生の中で男性よりも変化が多く、

それによって心も大きく変化をします。

男性でそのことを知っている人はもちろん少ないでしょうし、

女性でも知らない人が多いかもしれません。

感情までがゆさぶれてしまう大きな変化。

知っておかないと、感情の起伏の激しさから

自分にも他人にも優しくすることが難しくなってしまいます。

 

ヨガにはその大きな変化に対する対処法があります。

いくつになっても快適に、穏やかに過ごすための

方法をお伝えしていきますね。

 

女性ホルモン現象にともなう身体の衰え、心への影響

 

女性のライフステージは4つあります。

・思春期

・成熟期

・更年期

・老年期

です。

この区分けは女性ホルモンの分泌量でステージがなされます。

 

ここでひとつ。

女性ホルモンの働きと身体への影響について知っておきましょう。

 

思春期(8~19歳)には体つきを女性らしくさせ、子どもを産むためのからだの

準備を整えます。

成熟期(20~45歳)には分泌量が安定することで、生き生きと活動的に生活するための原動力になります。

ステージにかかわらず、

女性ホルモンは骨密度を維持したり、コレステロールを下げる働きがあります。

これらは健康維持にとって大事な働きです。

 

さて、次第にホルモンの分泌量が減っていく更年期(46~55歳)

やがては分泌されなくなり、こうしたカラダの変化がホットフラッシュ(のぼせ)・ほてり・発汗・イライラ、うつ症状といった更年期の症状(更年期障害を引き起こします。

(※個人差はあります)

 

分泌がされなくなったことで、影響は他にも。

それまで骨の強度を保ち、コレステロールを下げる働きが失われていきます。

そのことが、骨粗鬆症高脂血症などを引き起こす要因となるのです。

要因となることなので、対策をとっていれば大丈夫!

骨の強化になるような食生活を意識してみたり、

コレステロールの数値に気を配りながら食材を選んだりと

打つ手はあるのです。

 

そして、特に閉経後の女性が心配しなければならない疾患、骨粗鬆症

これ自体が悪いわけではなく、それによって引き起こされる

ケガに大きな問題があるのです。

体力が衰え、運動神経も鈍くなってきた老年期(56歳以上)になると、

ちょっとした段差でよろけてつまずいて転倒。

骨粗鬆症でもろくなった骨は簡単につぶれたり、折れたりしてしまいます。

打ち所が悪いと歩けなくなる可能性もあります。

寝たきりから生活が制限されることで認知症につながることも少なくありません。

 

女性ホルモンが減少していく更年期をうまく乗り越え、

高齢になっても健康で長生きするため日頃から健康管理に注意することが大事です。

 

ヨガで更年期から対策を

そこでヨガがお手伝いできること。

 

私たちは身体のコンディションを一定に保つために、

ホメオスタシス(生体恒常性)」

という自然に備わった機能を持っています。

女性ホルモンの分泌が減少し、ホルモンバランスの乱れが生じると

体温調節や気分を落ち着かせる働きの自律神経にも影響を与えます。

このことから、更年期症状にみられる、

ホットフラッシュ(のぼせ)・ほてり・発汗・イライラ

が引き起こされることがわかります。

 

ヨガは、乱れた自律神経を整える効果が期待されています。

科学的根拠もあり、自律神経の乱れによる疾患患者への処方の

プログラムとしても取り入れられているそうです。

 

ヨガは一定のリズムで呼吸を行い、エネルギーの通り道と言われる背骨周りを積極的に動かします。

そのことが自律神経に良い働きをもたらします。

幸せホルモンと言われる「セロトニン」の分泌を促し、

ストレスに抵抗できる強い身体を育てます。

 

身体がどんどん変化していくことに対してのストレス。

そのことに、まんま感情が流されることなく、

むしろ流れに向かっていくだけの強さが備わってくるのではないでしょうか。

 

ヨガの取り入れ方

 

日光を浴びることも「セロトニン」の分泌を促すそうです。

骨粗鬆症予防にも太陽の光は浴びておきたいですね。

定期的なヨガクラスに通うことで、

外出の機会をつくり太陽の光を浴びる時間が必然的に持てます。

 

日中に通うことが難しい方には毎朝10分の瞑想タイムはいかがでしょう。

ポーズをとるだけがヨガではないのですよ。

朝、起きてすぐでもいいですし、

身支度を終えてからの隙間時間でもいいと思います。

一定なリズムで呼吸する。

プラス簡単なポーズをひとつでもおこなえば、十分に更年期の症状の対策になります。

 

具体的には

こちらのポーズがオススメです。

 

◾️ネコのポーズ

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呼吸のリズムに合わせて背骨を反らせたり、丸めたりします。

吸う息では胸を広げ、気持ちを明るくしてくれます。

吐く息では背中を丸くしながらストレスで凝り固まった背面の固さを

ほぐしてくれます。

 

カーテンをあけて日光を浴びる▶️ 朝のワンポーズ&瞑想タイム

 

続けられたらそのことが、自分への自信へと繋がります。

女性の変化は、過去の良い状態の時を比べて後ろ向きになってしまうのではなく、

受け入れて自分で積極的に管理できるようになれば大丈夫です。

ヨガを味方につけて、自分にあった年齢の重ね方を楽しみましょう。