【タダアーサナ】今ここにいましょう
こんにちは、かをるです。
ヨガのインストラクターを8年くらいやってます。
昨年、6月にスタジオをオープンしました。
より多くの方にヨガの楽しさや、
ヨガで生活を豊かする方法をお伝えしております。
外出自粛が大切なこの時期だからこそ
おうちでヨガを実践されている方や
これからヨガをはじめてみようという方に
そのヨガ時間が充実するよう、
ブログを通して方法を私の経験からお伝えします。
今日のポーズ
「タダアーサナ」
1. ポーズの効果
2. 注意点・ポイント
3. 難しい時の軽減法・視点の位置など
【ポーズの効果】
気づきを得ることができる
【注意点・ポイント】
太陽礼拝など立位ポーズのスタートはここから始まります。
ただ立ってるだけに思われがちですが実はかなり奥が深いです。
足裏の重心の位置、骨盤の傾き、肩や首まわりの息みや緊張など、
普段は意識をしない身体のクセに気づきます。
これらは放っておくと身体の不調や痛みになってしまう場合もありますので
しっかりと気づいてあげましょう。
具体的にどのような感覚が、身体にとって良いのか
お伝えします。
◆足裏
足裏には図のような3つのアーチがあります。
強い靭帯、骨の構造、筋肉で形成されています。
いわゆる「土踏まず」です。
歩行時には床との衝撃を吸収してくれたり、
足を硬くして蹴り出しをする役割をもっています。
まずは、このアーチがしっかりと作られているのかを
感じてみて下さい。
重心が前過ぎたり、後ろ過ぎたり、
外側だったり、内側だったりするとどうでしょう、
アーチが安定して床に設置されなくなると思います。
身体全体を揺らしてみるとわかりやすいと思います。
揺れの中で安定するアーチができる場所を見つけてみて下さい。
◆首・肩の緊張度合い
立った姿勢では腕は重力に引っ張られ、ぶら下がっています。
この姿勢で肩、上がっていませんか?
強いストレスが続くをと肩が上がり、首の後ろが丸くなり、頭の傾斜が前に傾いてしまいます。
まずは自分の肩周りがどんな様子かを確かめます。
耳と肩の距離をほどよく離します。
でも肩を下げようとすると逆に力が入ってしまうかもしれません。
肩から両腕を重力に任せるように自然にぶら下げたまま、
背筋を上に伸ばそうとしてみて下さい。
首後ろも伸びやすくなり、顎も引けて呼吸もスムーズになると思います。
力は拮抗するものがあるとその力を無理なく発揮してくれます。
肩を下げたかったら、背筋を上に上げようととする。
不思議な構造も楽しみながら身体を整えて下さい。
◆骨盤の傾き
背骨の一番下に意識を向けてみます。
そこからさらに下に向かう尾骨(お尻のしっぽのようなイメージ)があります。
この尾骨の向きが真下を向いているか確認してみて下さい。
前に向いていると、腰が丸くなり、背骨が丸くなるいわゆる「猫背」さんの傾向に、
後ろに向いていると、腰が反り、つま先重心になる「反り腰」さんの傾向になります。
修正する方法として、腿の上のあたりをわずかに後ろに引き、脚の付け根の部分が開いて
感覚になるようにします。
そしておへその奥に恥骨を引っ込めるようにしてみます。
腹部の奥に力が入ってインナーマッスルが強化されます。
その状態で尾骨を下に向けようとしてみて下さい。
さっきよりも向けやすくなったかと思います。
骨盤の傾きはすぐには修正できないかもしれません。
骨の個性もあったりするので地道に積み重ねていって下さいね。
【難しい時の軽減法・視点の位置など】
足の間のスペースを広くします。
こぶし1つ分くらいでいいと思います。
その際、小指側の側面がマットの横と並行に並ぶよう整えてください。
人によっては内股ぎみに感じるかもしれませんが大丈夫です。
視線の位置は遥か遠くをぼんやりと眺めるような感じで。
目を閉じてもその感覚で意識を集中させて下さい。
足でしっかり大地を踏みしめ、
踏みしめと同じだけのエネルギーが背骨をつたって頭頂に向けてのぼっていく
のを感じます。
安定したからだと、その自分の存在を味わってみてください。
さらに詳しくコラムに書いてます。
よかったらこちらも参考にして下さい。
タダアーサナをとってみよう | [ ヨガ情報ニュースサイト ] ヨガッコは、ヨガ・ピラティスの学校
過去のことを後悔したり、
未来のことを心配したり、
今ここにいられないと心にストレスを与えてしまいます。
今ここに立つことでストレスから解放され
気持ちよくすごせるようになると思います。
今すぐ(笑)立ち上がって実践してみてください。